なぜ【糖化】がシミ・シワの原因に?老化対策の3つの方法

身体を老化させるといわれている「糖化」。テレビや雑誌などでも取り上げられるようになり、特に美容面では、「シミ・シワの原因になる」とも言われています。糖化がなぜ肌へ影響を与えるのでしょうか。

 

そもそもシミ・シワができる原因は?

シミのメカニズム

肌の一番外側である表皮にはメラノサイトという細胞が存在し、そこでメラニンと呼ばれる黒色の色素が作られています。メラニンには、「紫外線から皮膚の細胞を守る」という働きがあるため、紫外線を浴びると肌はメラニンを作り出し皮膚を守ろうとします。そして、作られたメラニンが皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)によって皮膚表面に押し出されることで、皮膚が黒く見えるのです。

通常は、ターンオーバーの過程でメラニンを含んだ細胞もはがれ落ちますが、紫外線ダメージが蓄積してしまうと、メラニンが過剰につくられ続けてしまいます。加齢などによりターンオーバーが乱れると、はがれ落ちるはずのメラニンが肌の中にとどまり、表皮にメラニンが沈着してしまうことで「シミ」となってしまうのです。

 

シワのメカニズム

シワとは、肌の表面にできる溝や小じわのことで、目や口の周りに現れることが多いです。皮膚は、表面から角層→表皮→真皮→皮下組織の順で構成されています。中でも、表面から3番目の真皮には水分やヒアルロン酸のほか、コラーゲン線維、弾性線維(エラスチンなど)が存在しています。これらの線維は、「生理的架橋」と呼ばれるものでつながることで、肌の柔軟性や弾力性が保っています。

しかし、加齢に伴いコラーゲン繊維やエラスチンなどが減少・変性してしまうと、張力・収縮力を保てなくなりシワが生じます。また、加齢以外にも紫外線によるコラーゲン・エラスチンの破壊、気温や湿度変化による乾燥、過剰な酸化ストレスなどで「シワ」は生じるとされています。

 

シミ・シワと糖化の関係性

シミ・シワの原因は、主に紫外線や加齢ではありますが、最近では「糖化」も肌トラブルを引き起こす原因の一つと言われています。
糖化とは、「タンパク質」と体内の「余分な糖」が熱(体温)によって結合することで、タンパク質を変性・劣化させてしまう現象のことです。この糖化反応で劣化したタンパク質は「AGEs」と呼ばれる老化促進物質となります。

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このAGEsは「生理的架橋」と似た「悪玉架橋」と呼ばれるものでコラーゲンをランダムにつなげてしまいます。悪玉架橋でつながったコラーゲンは弾力、張力が失われ、硬く変質します。皮膚はハリを失い、シワやたるみの原因になるのです。

また、コラーゲン線維やエラスチンを構成している「タンパク質」が糖化すると、その影響で肌のターンオーバーの周期が乱れ、表皮にAGEsが蓄積してしまいます。AGEsは褐色の物質なので、白い肌はだんだん黄色っぽくなり、皮膚に沈着することでシミ・くすみができてしまうのです。そして、表皮細胞の糖化がメラニン生成自体を促進させてしまうことも分かっています。

つまり、糖化によって発生した「AGEs」が真皮のコラーゲンをランダムに繋げることで線維の伸縮性が失われシワやたるみの原因になり、「AGEs」は褐色の物体なので肌の表皮に蓄積することによってシミ・くすみの原因となります。

 

・紫外線対策を行う


シミ・シワの主な原因は紫外線外出時には、日焼け止めや日傘などで紫外線対策をしっかり行いましょう。また、屋内にいても紫外線が入ってきますので、日差しが強い時間帯はカーテンなどで窓から入ってくる紫外線をシャットアウトしましょう。

・肌を乾燥させない


肌の乾燥は、小ジワなどの原因になったり紫外線などのダメージを受けやすくしてしまいます。肌を洗いすぎたり擦りすぎたりしないように気を付け、日々のスキンケアで保湿をしっかり行いましょう。また、肌の保湿ケアだけではなく、こまめに水分補給をして体内の水分量を増やすことも大切です。

・インナーケアをする


今すぐ始められることは、生活習慣の乱れを見直すことです。疲れを翌日に残さないよう充分な睡眠を取り、30分~1時間程度の適度な運動を心がけましょう。また、食事は1日3食きちんと摂り、糖化を抑制するため、急激に血糖値を上げない食べ方や食品を選びましょう。

<糖化抑制のために心がけたいこと>

  • 食後血糖値の上昇度を示す「GI値」が低い食品を取り入れる
  • 食物繊維の多い野菜やキノコ類を一番最初に食べる(ベジファースト)
  • 抗糖化作用のある食品を取り入れる(緑茶、中国茶、ウーロン茶、カモミールティー、サニーレタスやモロヘイヤなど

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大切なのは続けることです。身体に負荷がかからない程度に毎日のケアに取り入れてみてくださいね。